2009年 01月 18日
湯河原温泉
温泉街はこんな雰囲気。お正月とその後の三連休も終わり、人通りは少なめです。
泊まった宿はこちら、上野屋。木造三階建ての渋い和風旅館です。かなり古い建物ですが、角が丸くなった階段やきしむ廊下は丁寧に拭き掃除されて艶が出てます。入口右の部屋は、昔の家の応接室を思い出すなつかしの洋風デザイン。
お風呂は内風呂と貸し切りの半露天風呂が2つで、貸切風呂は予約制で無料です。
泉質はナトリウム硫酸塩泉で、飲むとちょっとしょっぱい。そう、源泉かけ流しで加水もしていないので飲泉できるのです。82℃の源泉をタンクで冷ましてから加減しながら浴槽に引いているそうで、温度は適温でした。無色透明でさらりとしたお湯はよく温まって、くせがないのでいつまでも入っていられそうでした。
翌日はチェックアウトした直後に「ままねの湯」でもうひと風呂。ここは湯治宿ですいている時は日帰り客も入れます。¥200を箱に入れるだけ。
お湯が熱いことは知っていたけど、こじんまりとした浴槽に足を入れるとあまりの熱さに引っ込めてしまった・・・ゆるりと肩まで浸かっているいる老婦人はいったい???傍らの温度計を見るとなんと47℃。どうしようかと迷っていたら、慣れたら大丈夫と言われおそるおそる全身入りました。絶対からだは動かせません。お湯自体は本当にいい湯でした。なんか全身がしゃっきり覚醒する感じ。じっと浸かっていた老婦人は週一で5年通っているようです。
からだがポカポカになった後は散歩がてら湯河原駅まで歩きます。
射的なんかもある町並み。
神社の大楠は神奈川の名木100選に選ばれてます。
湯河原駅からは東海道線でとなりの真鶴で下車。お昼はお寿司にします。
以前行った鶴寿司が予約でいっぱいだったので、少し歩いて栄寿司に入りました。
地元の魚尽しで握ってもらいます。
どれも新鮮で、特にヤリイカが旬でおいしかった。矢柄というウツボのように細長い不思議な魚を初めて食べました。話し好きの奥さんには上野屋とままねの湯が同じ原泉だと教えてもらったりと、この辺りの話を聞かせてもらいました。
いい温泉の後に新鮮なお寿司という贅沢な休日を堪能してゆるりと帰りました。