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アーツ&クラフツ展

日曜日は友人と、上野でやっている「生活と芸術-アーツ&クラフツ展」を見に行ってきました。
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展示の一番最初に「役に立つもの、美しいものでなくては部屋においてはいけない」というウィリアム・モリスの言葉が引いてあって、それが理想だよなと思いつつ自宅を思い起こしてため息です。
展示ははアーツ&クラフツを中心に、その後ゼセッションなど他のヨーロッパに広がり、ロシア、北欧のナショナリズムとからめた流れまで追って、最後に日本の民芸運動という流れ。
ロセッティの聖ゲオルギウスのステンドグラス作品を眺めつつ、友人とロセッティそっくりの顔を描く少女漫画家っていたよね、と言い合うものの名前は思い出せず。坂田靖子も似てるけど、他にもいたような記憶があるんだけどなあ。もちろんこちらが先に決まってるんだけど、最初にラファエロ前派の絵を見た時の感想は、何これ少女漫画じゃない?でした・・・
モリスたちが理想としたのは、中世のギルドや職人の工芸だったということですが、展示を見た印象は、無名の職人の仕事ではなく、やはり作家性を強く感じるなあというものでした。ちょっとやりすぎでしょ、というくらいに美しく作られた家具などを見ての素朴な印象ですが。
by haru-hama | 2009-03-02 23:58 | 日記