2009年 09月 22日
奥土湯温泉&鷲倉温泉
福島駅からバスで30分ほどで山合いの静かな温泉街、土湯温泉に到着です。
この辺りはこけし文化圏だったんですね。
提灯もこけし。風に吹かれて首が揺れるのがちょっとコワイ。
宿をとったのは温泉街からさらに1kmくらい入った奥土湯温泉の「川上温泉」です。
93℃の源泉は単純硫黄温泉で、湧き水で加水してあります。かすかに硫黄臭はするもののほぼ透明なお湯に入ると、きりっとした肌あたり。加水してあっても熱めで、まったり長湯するというよりは、しゃっきり覚醒系のお湯でした。
広い内風呂もいいけれど、岩をくりぬいて作った半露天の岩窟風呂が趣があってよかったです。誰もいない朝風呂に浸かると一瞬で目が覚めるようでした。
2日目は歩いて土湯の温泉街まで戻り、日帰り温泉に寄ってからバスで次の目的地まで行きます。
バス停の近くでこんな物を売っていたので食べてみました。
こんにゃく粉入りで、低カロリーで溶けてもたれないので歩きながら食べるのにぴったり!だそうです。
・・・意外とおいしい。ぷるんとしていて確かにたれてこないし。
アイスを食べながらバスに乗っているとほどなくして磐梯吾妻スカイラインに入り、ぐいぐい高度を上げ、ブナの原生林に囲まれた標高1230mの温泉、鷲倉温泉につきました。
バスから降りると、もう空気が全然違います。不純物なし!いつも排気ガスとしょっぱい海風にさらされている身にはこれだけでごちそう。宿は秘湯とはいっても建物は新しくこざっぱりとしています。
源泉は2種類あって、単純硫黄線の方は青っぽく白濁したお湯で湯船に身を沈めると湯の花がふわふわと舞います。これはかなりいいお湯です!夫も絶賛しながら帰ってきました。
もうひとつは鉄を含んだ硫酸塩泉で、赤みがかった色も錆っぽいにおいもいかにも鉄という感じです。
こちらは露天ということもあってややお湯がぬるめで、いつまでも浸かっていたい気持ちのいいお湯でした。
鷲倉温泉、空気がよくて景色がよくてもちろんお湯が文句なくよくて、素晴らしい温泉でした。
3日目はバスで磐梯吾妻スカイラインをぐるりと回りながら帰路につきます。さすがに標高が高いので、そろそろ葉っぱが色づき始めていました。
宿を出てヘアピンカーブをくねくねとさらに上り、浄土平でバスは1時間の休憩をとりました。ということはすぐそばの吾妻小富士に登れ、ということですよね・・・
夫はさくさく歩いていってしまいます。私、超インドア派でなおかつ高所恐怖症なんですけど・・・
成層火山なので、火口はすり鉢状になっています。ぁぁぁ転んだらどうなるの。
戻ったバスの中で疲れてうとうとしているうちに福島駅に着き、また新幹線で東京に。
まだ体が硫黄くさいほど湯にたっぷり入った充実の温泉旅行でした。