2010年 01月 19日
雲見温泉
下田からさらに1時間ほどバスにゆられてうとうとしていたら、穏やかな海が見えてきました。水が澄んでいてきれい!
私たちが着いた日は雲が薄くかかっていて雲と雪山の区別が今一つつかなかったのですが、天気がよければ海の向こうに富士山と南アルプスが同時に見られるそうです。
泊った宿は「雲見園」で、源泉かけ流しのいいお湯ととれたての魚料理が売りの小さな旅館です。
海を眺めながら入れる貸し切り展望風呂にさっそく向かいました。
お湯は海辺らしくなめると塩辛いカルシウム・ナトリウム塩化物泉で、よく温まります。入っている間はやや引っかかりがあるというかきしみを感じる肌あたりが、湯上りはつるすべに変わります。
内風呂と露天風呂も泉質は同じでした。
楽しみにしていた夕食は期待通り魚尽くしでした。
刺身はイサキがメインで、メジマグロ、シマアジ、ホウボウ、金目鯛の盛り合わせ。
カサゴの塩焼きがひとり一匹つくのも贅沢です。
おじいさんは魚をさばき、おばあさんは畑の野菜をお漬物に。お父さんは漁に出て魚を調達し、お母さんは若女将とまさに一家総出状態です。常連さんも多いよう。話好きの若女将は作務衣の上着の中にフリースのジップアップを着こんでいたりして、そんなラフさもなんだかいい感じでした。
季節を変えて、また訪れてみたい温泉です。