2010年 02月 28日
すべて個室の店 華勝楼
ここの特徴は、すべて個室だということ。廊下を挟んで洋室と和室の部屋が並んでいます。
見ての通りレトロな店内です。昭和24年に作られた建物なのでかなり年季が入っていますが廊下はピカピカ。
料理は北京と蘇州の料理を取り入れた京蘇料理です。せっかく撮ったので料理写真をさっくり載せてみます。
前菜盛り合わせ。手前の押し豆腐のとびこ和えが好み。
フカヒレスープは桜エビの香ばしさが特徴的でした。
車エビ特製チリソース。四川料理じゃないので辛さは控えめで香味野菜が効いています。
皮つき豚バラの蒸し煮は花捲きに挟んでいただきます。蒸して油が抜けているので意外とあっさりしてます。
ほくっと煮えた栗が実は一番おいしかったり。
そして今回一番おいしかったと意見が一致した、アワビと季節野菜のオイスターソース風味。特別アワビ好きじゃない私にも印象に残った一皿でした。なんだろう?味付けなのか煮込みかたなのか。
まだまだ続いて、タラバ蟹爪の卵白がけ。揚げずにあえて卵白ソースがけというのがシブいですね。
紫玉ねぎと香菜が添えられているのも新鮮。
料理の最後が白身魚の素揚げ。一口食べると紹興酒風味を感じました。下に敷いてあるのは海藻です。
面白いのは、普通しめは炒飯か麺ものかだと予想しますが、この店では白いご飯とお漬物だそうです。
炒飯大好きな夫の誕生日なので、ご飯はやめにして炒飯を別途追加にしてもらいました。
その後杏仁豆腐でコース終了。
ボリュームはけっこうあったしお腹はいっぱいになりましたが、不思議ともたれません。だいたい中華料理を食べると満足感とともに、油で胃もたれを感じるのですが、今回はすっきりしたまま食事を終えることができました。個室なのでゆっくりできるし、全体的に上品な味付けは子供や年配の人でもOKだし、親戚の集まりなどにもお勧めです。
2次会?は元町の裏通りにひっそりと佇むバー、enで。
年を重ねるのもそう悪くはないかも、と思わせてくれる落ち着いたいいお店です。